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zoom RSS 犬の行動コンサルタントの認定について

<<   作成日時 : 2018/11/25 21:19  

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犬の行動コンサルタントのトレーナー資格を取りたいけれど、
どこの認定をとるべき? どこで何を学べばよい?というお問い合わせを頂くことが最近増えてきました。
日本でどのような資格があるかはわからないのですが、私の取得した2種については以下お答えいたします。


  認定資格につきまして。

私はCCPDT(ペットドッグトレーナーズ資格認定協会)のCBCC-KA(認定犬の行動コンサルタント)を2016年に、
IAABC(国際動物行動コンサルタント協会)のCDBC(認定犬の行動コンサルタント)を2018年に取得しました。
この2つであれば、微力ながらなんらかの形で取得のお手伝いすることができるのですが、現時点においては、英語で受験することとなります。

CCPDTの方は、CPDT-KAと同じ受験システムで、リミット4時間の4択問題で、全180問中138問正解で合格です。あの、合否結果の連絡まで1か月という地獄も同じです。
受験ハンドブックはこちらです。

IAABC の方は、受験申込してから提出までのリミットは2か月で、関連用語の定義等説明、シナリオケース4問、与えられたお題で自分のコンサルティングのケーススタディを3つ、の3カテゴリー別に点数がつき、全カテゴリーにおいて8割以上で合格です。 
2か月という時間があるので、いろいろ調べながらでも質問に回答できますし、ケーススタディは例にならって作成し、英文はネイティブの講師に添削お願いする時間も十分ありました。私は文章を書くのが遅いのですが、試験申し込みする前に、ケーススタディ例にならって一つ書き上げてあったので、助かりました。
しかし、シナリオ問題はHP上のシナリオ回答例を真似て、簡単に回答したのですが、大失敗!これも、できるだけ明確なプラン詳細を書いた方が評価が高いです。私は、各シナリオ問題に対して3行程度で回答してしまい、シナリオだけCDBC取得の合格ラインを越えられず、その時点でACDBCを与えられました。半年待たないと、再受験できないので、半年後すぐに再度申し込みました。再受験では他項目の再受験はなく、シナリオ部分だけ4問、新しい課題をいただき、また提出に2か月の猶予がもらえました。この時は、各シナリオに対し、平均約6ページ、とみっちり細かく書き、無事合格に至りました。

個人的には、マルバツの4択テストより、制限時間に焦ることなく自由に回答できて、自分が取り組んだケースの全工程、独自の介入プランや導入過程、経過を紹介できるCDBCの方が楽しかったです。


  勉強方法につきまして。

私は、CBCC-KAの試験前にE-training にてABAライフステージ の2コースを選択しましたが、これは大正解だったと思います。
CBCC-KA受験用に組まれた全コースから、自分に不足していると思われるコースだけを選ぶことができます。
秋の受験を目指してましたが、受講3か月でコースを修了できたので、春受験し合格することができました。
その後、BehaviorWorksのLLAコースも受講しましたが、CBCC-KAのABA分野の出題範囲はカバーされません。
講師との相性も必ずありますが、CBCC-KAを目指すのであれば、E-trainingのコースがお勧めです。価格もリーズナブルです。

以下は私がE−trainingのABAコースを受講した時、宿題となった練習内容です。
4分ほどの短い動画から、自分でカウントする標的行動を決め、標的行動の定義を明確にし、カウントし、表を作成し、それを元にチャートを作成する。そして、翌日以降もう一度同じ条件でカウントし、昨日の自分との観察者間一致(IOA)を測定するというものです。IOAは85%と低くて自分自身なのに!とショックだったけれど、それが私の観察眼のブレであり、その時の実力。とても勉強になる宿題でした。

今年、あるプロジェクトの下準備として、CPDT-KA仲間5名で、動物介在教育セッション中の動画で28項目ストレスサインの行動観察データを取り、どれくらいの観察者間一致(IOA)が可能となるか試したことがありました。
このストレスサインに含まれる動物の姿勢や表情はABAではなくエソロジーの分野です。

最初は5秒インターバル記録で始めたものの、考えていた程ストレス行動が確認されず、軽くIOA99%以上となってしまい、継続記録に変更することに。 この記録法や計算もCBCC-KAでいくつか問題がでました。

5分動画の一本目、各サインの行動の定義が一致していなかったので、7割を切る低い結果となりましたが、
2本目、3本目と違う動画でデータをとり、定義を観察者間で決めていくうちに、30分内にほぼ9割を超えるようになりました。これは、日々いろんな犬の行動を見て、犬のストレスサインをよく知っている経験値の高いドッグトレーナー達だから、数時間でこの高い一致率が実現できたのだと思います。犬を見る練習がやはり大切だと思いました。

この行動観察とデータ収集と分析は、実際の行動変容の過程において、繰り返し行われます。
減らしたい標的行動は減っているのか、増やしたい標的行動は増えているのか、介入プランは効果がでているのか、介入前とどれくらい変化があるのか、等、犬の行動を正確に読めなければ正確なデータは取れず、分析に使えません。

これは、Fear Freeのワークショップに参加した時も感じました。
観察する目を養うことが、犬の恐怖、不安、ストレスを理解する第一歩です。「おやつを食べてるから平気でしょ」と考えられる場面でも、食べるその前後の行動、おやつの受け取り方、全体を見て、犬のストレスレベルを把握することが大事です。多くの場合、行動変容トレーニングプランを立てなくても、トリガーとなる環境を変えるだけで犬の行動は変わります。



  犬の行動コンサルタントの仕事につきまして。

やはり犬の気持ちと人の気持ちの折り合う点を見出すことだと思います。

問題行動はABAと思われがちですが、問題行動とされる多くの行動は犬の遺伝子に組み込まれた生得的な行動で、これを理解するのはエソロジーです。犬にとって自然な行動に対して直接インフォームドコンセントが取れないのに、飼い主が望むままに本当に変容する必要があるのか、環境管理で双方幸せな妥協案はないか、という動物への配慮も必要です。

また、当然私達コンサルタント、トレーナーは医療行為・治療はできません。
尻尾追い、光・影を追う行動、フライチェーシング、パイカ、フランクサッキング、等の異常行動と思われる場合は行動診療専門の獣医師の診断と治療が必須の分野ですし、他甲状腺ホルモン異常や、身体的な痛みに起因する問題行動であればそれも獣医師の治療が必須です。

しかし、多くの飼い主さんが、犬の病状が理由とは考えず、問題行動だからトレーニングが必要、と一番最初に相談してくれるのも、私達ドッグトレーナーなのではないかと感じます。その為、私の弱点であり課題ですが、DAMNITVから考えられる病気と行動へのある程度の理解も必要だと考えます。


ありがたいことに、資格はまだ考えていないけれど、行動コンサルティングの基礎を学びたいというお問い合わせもいただきます。以前から、クラス組んでいきたいな、と考えつつ、時間は過ぎていってしまって、もう2018年も残すところ5週!

来年こそは、ABAの基礎としてとても大切な行動観察と記録の部分だけでも、こっそり実現したいと思います。


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