(愚痴)

Do as I Doトレーニングを広めようと日々頑張っている私ですが、
お話をする中でいろんな意見の方に出会います。

まず、犬の模倣能力を含む社会的学習能力否定派。
これは教科書でまだ犬の模倣能力が否定されていた頃に卒業された世代に多いと思います。
科学的根拠は十分な数公表されていると思いますので、ここは学者にお任せします。

そして、否定はしないが疑いの目で見ている派。
おもしろそう!とDVDや、他人のYoutube動画を見てなんとなくやってみたが、
間違えて教えてしまい(あるある!)、「私やってみたけどできなかったから使えないよ」と結論づける
トレーナーさん、(からの口伝で学んだ方)に多いと思います。

もしくは、うちの犬「Do it!」できます、とおっしゃる方の多くも、(プロでさえ)
実際に見せていただくと、間違えたルールを教えてしまっていることが多々、多々あります。
「Dol it!」=人間がさっき触った物に対して、とにかく何か知っている行動を正解が出るまで繰り出す、
というルールを意図せず犬に教えてしまっている失敗が本当に多く、残念なことにこれを修正するのにすごく時間がかかります。


また、「Do it!」なんて命令だから私は「コピー」って言うの。という方。
どっちも命令形だから。
気が済むなら「Please」でも付ければいいんじゃないでしょうか。
これはいつも言うことですが、言葉にとらわれるのは人間だけ!
動物は「バナナ」だろうが、なんだろうが気にしない。

だんだん愚痴になってきてしまいました。
すみません。

疑いの目でみられるトレーニング法ですが(笑)、おそらくそれは
目の前で見たことがないから。
もしくは経験し実感したことがないから。
または具体的にどういうことがトレーニングで可能になるのか頭に浮かばないから。
動画で一部を見ても、もうすでに学んだ行動を繰り返しているだけなのではないか、と見れるから。

などなど、
があげられるのだと思います。

なので、どう伝えたら一番わかりやすいか、というのを日々考えております。

例えば、

今私が、「ちょっと見ててくださいね」とあなたに伝え、
机の上においている眼鏡ケースかなにか、ポーチらしき物を手に取り、近くのごみ箱へポイっとします。
その後、しれっともとへ戻し、あなたに向き合って「今私がやったことやってみてください」
と言ったなら、おそらくあなたは簡単に再現することができるでしょう。
誰のもので何が入っているか、何の用途かわからない物でも、同じ様に手に取り持ち上げて
これまた初めて見る箱までもっていって中に落とす、ということは初めての場所でもできますよね。

Do it!のルール「私が今やったことをやってみて」を理解しており、Do as I Doトレーニングの経験を積んだスキルの高い犬ならば、
同じようにおそらく簡単にやってくれるのです。
最初は初めて見る道具、初めて嗅ぐ匂い、初めて口にする材質に躊躇するかもしれません。
ごみ箱もしかり。ごみ箱が金属で姿が映るのであれば、また気になるかもしれませんし、
ごみ箱の匂いも気になるかもしれません。
しかし、数回デモすれば十分その場で実施できるレベルの模倣です(Do as I Doトレーニングの経験を積んだスキルの高い犬ならば!)

Do as I Doをはじめて間もない犬、あまり得意でない犬であっても、
ごみ箱からポーチを取り出す、ということはできるでしょう。

実際に、Do as I Doのベーシック試験の最終項目は、試験官による新しい行動の模倣です。
その日試験官が用意したもの、例えば手で押すとライトがつくスイッチを、試験官のデモンストレーションをみてその通りに前足でスイッチを押せるか、とか、
試験官が鼻でベルをならしたら、鼻先でベルをならせるか、とか簡単な内容です。


他トレーニング同様、ルールを学んだあとはいろんな新しい行動をDo as I doで教えて、犬も人の行動を観察し再現するスキルを高めていきます。

と、犬がこれを実際にあまりにも簡単にやってのけるのを目の前にし、
「すごいです!じゃ今日私、うちに帰って何かやって、犬に”Do it!”って言えばいいですか?」
というコメントを頂くこともあります。
が、言っても犬は「はぁ?」です。
何故ならば、ルールを教えていないから。

クラウディアさんのDo as I Doの本にアダムミクロシ博士が寄せたコメントにもあるように
子犬が人間が読んでいる本に近づいて同じ様に触ると「ダメだよ」と取り上げてしまう、といったように、犬が持つ自然な学習能力を子犬のころに封印してしまったのはそもそも人間なのではないか、と。
iPhone置いておいたら齧られた!というのも良く聞きます
人間が楽しそうに触っているiPhoneなので、同じ様に触る(犬には手がないので口で)という行動なのではないでしょうか。
ガーデニングで土を掘っているのを見て犬が苗を隣で掘り起こしてしまったら、これもダメだよと止めますよね。
なんでもかんでも真似されたら困る、というのも当たり前なので、デモで再現してほしい動作を見せて”Do it!”というルールの合図をつけるのです。


Do as I Doトレーニングのプロトコルは、とてもよくできたプロトコルだと思います。
ただ、プロトコルを始める以前の準備フェーズ、これも一人で進めるにはかなり難しいです。

ということで、もしDo as I Doを始めてみたい!と考えていらっしゃる方は、是非
認定トレーナーを頼ってはいかがでしょうか。https://www.doasido.it/certified-trainers/
日本には私を含め、3名認定トレーナーがいます。
厳しい試験を経て(本当に厳しい・・)、Do as I Doを正しく教えられるトレーナーとしてバッジをもっているトレーナー陣です。
また、認定トレーナーを目指している、というトレーナーさんも増えてきておりますので、是非相談してみて下さい。

日本のドッグトレーニング界に新たな技術が広がることを祈りつつ、
これからも精進してまいります!

檜垣史 Official Do as I Do Trainer




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